問題状況にいる人を 本人も気づいていなかった 本当の望み へと自然に導く質問法に興味はありませんか?
PROモデルとは、相手の言っている内容が、問題(Problem)、問題回避(Remedy)、望んでいる結果=アウトカム(Outcome)のどれに属するのかを聞き分けて、それぞれのカテゴリーに応じた「クリーンの質問」をすることで、本来望んでいるものに自然に方向づけていくという、シンプルながらとても強力な手法です。
コーチングをする方にとって、クライアントがどのようなアウトカムを持っているのか、本当は何を望んでいるのかを明らかにしていくのは、最重要任務といえます。なぜなら、クライアントのアウトカムが分かることによってはじめて、コーチングを通じてどの方向でサポートしていくかが明らかになるからです。
けれども、クライアントが本当に望んでいることが何なのかを、正確に聞き出していくのかは、実は容易なことではありません。
なぜならば、クライアントは通常、「問題」を抱えてセッションに来るのであり、その時点で、「自分が何を望んでいるのか」がわかっている状態の人はほとんどいないからです。
このPROモデルを習得すると、クライアントの言っていることが、問題(P)、問題回避(R)、アウトカム(O)のどのステージにいるのかが、明確に聞き分けられるようになります。そして、そこに、コーチ側の価値判断や前提を入れない「クリーンな質問」をしていくことで、クライアントは、自らの力で、自分の望む方向を発見していくことができるのです。
このPROモデルの素晴らしいところは、クライアント側は、本当に無理なく自然に自分の望みを発見していけるので、自分でもとても納得がいく形で自分の意識や行動を変えていくことができること。そしてコーチ側も、クライアントの状態を見分ける技術が上達するので、PROモデルを習得すると、コーチング全体のクオリティがアップすることです。
実際に学ばれた参加者の声をご紹介します
「こんなシンプルな質問だけで気づきが広がっていくことにおどろきました。 人間の自然治癒力的な力を感じることができました。」
ー當間文美さん
「人との関わりの根本を見つめ直せたと思う。 そして、自分自身にも使っていけそうだ。自分が問題にとらわれているときに使いたい」 ー森本菜都美さん「人の可能性を心底信じて関わるという、ラポール&質問の奥深さを実感できました」
ー田中敬子さん
PROはどのようにして生まれたか?
クリーン・ランゲージを生み出した精神科医のデイビッド・グローブ氏は、虐待や戦争などの悲惨な体験から深いトラウマを持った人々に対して、どうやったら生きる力を見出していけるのか、「人生をこのようにしていきたい」という希望を、セラピストのサポートを通じて自分で発見できるのかについて、生涯の研究をささげた人です。
容易に想像がつくと思いますが、深いトラウマや苦しみの人生で絶望の淵にある状態の人に、いきなり、「あなたは、どうなりたいの?」「何が望み?」といきなり聞いても、彼らから答えが返ってくることはまずあり得ません。そのような心理状態の人から、いかに自然に、セラピストの恣意的な介入なく、「何が本当は望みなのか」を聞き出すためには、どういう質問をしていけば効果的なのか。これが、すべての出発点でした。
そして、このデイビッド・グローブの素晴らしいワークを、NLPの技法を総動員して体系化したペニー・トンプキンズとジェームズ・ローリーが、NLP、システム・シンキングの考え方を加味して、トラウマワークのみならず、コーチングやカウンセリング一般で使えるように整理して、体系化して、「PROモデル」として一つの非常に完成度の高い手法として世に送り出したのです。
この使いやすさから、今ではこのPROモデルは、コーチ、ビジネス、教育、仲裁、ファシリテーションなど様々な場面で活用されています。ぜひ、この技術をあなたの現場に取り入れて、いっそうの喜びの声を得てください。
開催日時(2日間講座)
2020年2月29日・3月1日
いずれも、10:00〜18:00(開場9:30)です。 講座の進行具合によって終了時間が30分ほど遅くなる可能性がございますので、余裕を持ったスケジューリングをお願い致します。
講師:松田依子(まつだ よりこ)
クリーン・ランゲージ・トレーナー(英国Clean Learning公認ファシリテーター) /ニューヨーク州弁護士/米国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト /OSHO瞑想ファシリテーター(OSHO Multiuniversity 公認)
場所:神宮北参道(東京都内・ご参加者に詳しくお知らせいたします)
参加費:8万円(税別) 銀行振込/クレジットカード
以下の場合は、半額の4万円(税別)で受講が可能です。
➖ NLPリーダーズコーチング主催のPRO講座を再受講される方
➖ 講師の松田依子からシンボリックモデリング講座のパート1・2を受講済みの方
<<受付開始 2020年1月中旬>>
よくいただくご質問
講師プロフィール 松田依子
一橋大学法学部を卒業後、渡米し、Northwestern Universityと New York Universityのロースクールに留学、ニューヨーク州弁護士資格を取得
大手国際会計事務所(KPMG Peat Marwick)、米国系法律事務所、外資系企業の法務部(GE、ゴールドマンサックス証券)に勤務し、企業法務(コーポレートファイナンス、投資銀行部門)・国際税務の分野でプラクティスを積んできた。また、一橋大学大学院国際企業戦略科において、アジア諸国からの政府機関派遣留学生を対象として、国際税務の講座の教鞭を取るなどの教育・トレーニング経験を積む。
しかし、仕事の激務に追われる日々から体調を崩してしたことをきっかけに、一旦、会社勤めから退職。
「自分自身が、本当に人生で実現したいことは何か」を求めて、各種心理セラピー・カウンセリングの勉強を開始。その経験のなかから、現在のストレスフルな社会の中で、心身のバランスを取りながら「自分らしさ」を追求していく必要性を痛感。
その中で、特に、潜在意識が秘める可能性、そしてコミュニケーションの過程における言語のパワーに魅せられ、NLP・ヒプノシスに注力。
国際的に知られたNLP・ヒプノシス講師であるプレマンダ・R. ベイジーとプラボーディ・ミルデンベルグ両名による10日間のヒプノシス・トレーニング(ヒプノジャパン主催)にて、2010年にABHヒプノセラピスト資格取得後は、日本で毎年開催される彼らのトレーニングの共同通訳を務める。
そして、2012年に、マリアン・ウェイが主催するClean Learningにおいてクリーン・ランゲージ・ファシリテーターとしての、日本人として先駆けの公認資格を取得。
その後、クリーンランゲージにおけるシンボリック・モデリングを開発者であるNLPトレーナーのペニー・トンプキンスとジェイムス・ローリーが講師を務めた「Train the Clean Trainer」という、トレーナー養成講座を受講して、その後、彼らのアシスタントを務めて、公認資格のアセッサー(認定者)としてのトレーニングを受ける。
これらの経験を経て、現在日本で、本国基準のクリーン・ランゲージのトレーニングの全容を提供できる初の日本人トレーナーとして、活躍中。
弁護士時代の経験も踏まえて、メンタルおよびビジネスにおける、実践的なコーチングおよびカウンセリング、組織ファシリテーションを提供している。