「確実に通訳の人が話している分量の方が多いから(笑)」
初めてダライ・ラマ法王の日本語通訳をされているマリア・リンチェンさん(高知県生まれの日本人の方です)の通訳を聴いたときに、そう思ったことを憶えています。
「しかし、的確に仏教の知識を補いながら通訳されてるなぁ〜」と聴くほどにファンになりました。
法王さまのユーモア溢れる講義に笑いながら、なるべくコンパクトに、的確に通訳してくださるマリアさんにあなたも魅了されるのではないかと思います。
そのかげにある勉強量と瞬時の判断力は凄まじい。
NLPの師匠クリスティーナ・ホール博士も講義の姿は、じつに楽しげで笑顔溢れ、白鳥のように優雅なのですが、水面下の準備が凄まじい。徹底的に準備して、安心して自ら発見できる場を創りますので、講義が終わったときにはどのような人もファンになって、潜在的な才能が開花することになります。
通訳の話に戻りますね。
同時に、英語の知識、通訳のスキルだけでもないんですよね。
敬愛するティク・ナット・ハン氏(以下、「先生」という意で「タイ」)のことを思い出すのですが、タイは世界各地で講義をされますので、そのつど通訳者が選ばれるのですが、スキルの高さ以上に、実際にマインドフルネスを実践されている方を選んでください、とリクエストされるのだそうです。
ある国でリトリートがあったときに、イベントに慣れているスタッフに任せると、つつがなくそのイベントも終わるのだけれど、マインドフルネスは根づかない、実践のコミュニティはできない。一方、不慣れなチームでもしっかりとマインドフルネスを実践されている方々のコミュニティは、そのイベントを通じて成長し、しっかりと教えは根づいていく、自分なりの実践が広がっていく
そのような主旨だったかと思いますが、とっても共感し、感動したのです。
今回、Dr.バリーの通訳を務めてくださる丸山智恵子さんも同じように、高いプロ意識とユーモア、そしてあたたかいお人柄を感じます(バリーさんにお会いいただきたい気持ちと同じくらいに、智恵子さんに会っていただきたいのです!)実践を重ねてこられた方でもあります。
彼女がDr.バリーを日本に招き、通訳を務めながらコツコツと種をまき、丁寧に水をあげ、コミュニティを育てて来られました。どのような思いで招聘されるに至ったのか、15年以上Dr.バリーと活動されていて、どのようなことを思われるのか、近日じっくりお聴きしたいなぁと願っていて、当日もその思いの一端を通訳を通じて、お感じいただけるのではないかと思います。
そして、今回のイベントの大切な価値のひとつは、よびかけに呼応し、集まってくださる方々とのつながりにあるように思うのです。
Dr.バリーや智恵子さんをひと目見ればご理解いただけると思いますが、決して馴れ合いでも、ズカズカと心に入っていくものではありません。優しく、緩やかなこのつながりが、あなたの未来をいっそう開く一助となることでしょう。ぜひ、ご参加ください。
▼詳しい日時と場所は(オンラインでのライブ参加/後日視聴も可能)