「バリーさんの前では、争う気になりませんよね」
わかりやすい例として
バリーさんをご存知の方には
お伝えすることがあります。
バリーさんとは・・・
チベット仏教僧侶・医師で、
ダライ・ラマ法王第14世の医師
として世界各地でご活躍中の先生。
以前、「慈しみのレッスン」
というタイトルで講演もして
いただき、よく通う鹿児島でも
講座をしていただきましたので
バリーさんのお人柄をご存知の
方もいらっしゃいますね。
生きていると、
葛藤することや悩むこと、
頭にくることもあるでしょうが
バリーさんの前では、そうした
「争う気持ち」も湧きにくいですし
落ち着いてもくることでしょう。
直接、バリーさんはご存知なかったと
しても、そのような人徳をもった方を
ご存知かも知れませんね。
人には、その人からにじみでる、
その人を取り囲む”雰囲気”という
ものがあるものです。
先々代の瞑想の先生も
戦地に瞑想者をグループで送っては
争いをおさめてきた、と聞いて
そうしたチームをつくりたい
そう思ったものです。
いまもグループ瞑想会や
リトリートを自分なりに頻繁に
開いているのも
お一人お一人の幸福やご活躍は
もちろんですが
内なる調和に満ちた人々の
チームをつくりたい
という思いがあるからです。
もちろん戦地に赴いていただかなくても
よいのですが、以前まとめたように
ELM瞑想(マントラ瞑想)には
こうした機能があります。
マントラをつかった瞑想で
(ご自身の瞑想の経験に関わらず)
「空(くう)」に入り、
その「空」を練って、「気」に昇華
していくことができます。
周囲がどのように慌ただしかった
としても、
あなたは瞑想するほど、
大きな流れに乗って、
静かな心境になっていくことでしょう。
そして
ときには何をせずとも
あなたの存在で、
その”雰囲気”で
いっそう周囲が和らぐように
愛に溢れていくように
朝晩の瞑想を通じて、
自分の心に、起きてくることに、
取り組んでいただきたいのです。
ひとつひとつの瞑想は
ささやかも知れません。
でも、いろいろ起こる日々のなかで
内なる調和を築くこのプロセスは
きっと大切な、大切な波になっていきます。
また、お便りしますね。