あらゆる動きが瞑想になる方法

こんにちは、龍全です。

今回は、

瞑想はいいことだと思い
自分も取り組みたい、と
前々から思っているけど、本気で忙しい

そういう方へのお便りです。

以前、南フランスの僧院に行ったとき
マインドフルネスでいっそう有名になった
ティク・ナット・ハン師にこんな話を聞きました。

とても忙しく
座っての瞑想もできなくなったとき
私のすべての行動を
瞑想にする必要があった

詳細は異なるのでしょうが
このような主旨と記憶しています。

ちょどそのときも別の宗教の有名な枢機卿が
迎えに来ていたときで

(世界的な宗教者の会議を、ティク・ナット・ハン師は
”そのようなことでは世界は変わらない”と
何度も断られているそうで
トップに言われて迎えにいらっしゃっていました)

日本国内でも出版が続いていましたし
タイ(先生の意)の忙しさがいっそう
極まっていくのを感じました。

私もよく笑い話でご披露するように
以前はどれほど行動リストをスクロールしても
終わらないので、一日が24時間であることを
本気でどうにかならないか、と思った口です。

タイの姿を見て、本当に忙しさを極めると
このようなものではないのだろうと
その忙しさを推察し、一端をみたように感じます。

そんなときもご本人はいたって静かなもの。

飛行機で飛び回っていて、さすがに
座っての呼吸の瞑想さえできなくなったとき
一歩一歩、歩く、その歩みを
すべての行動を瞑想に変えた。

そんな話を聞かせてくださいました。

これを読んでくださる方ならご存知かも知れませんね。

・呼吸の瞑想
・歩く瞑想
・食べる瞑想

の3つを体得することで
自然に、すべてが、瞑想になります。

今回は、歩く瞑想の話。

飛行機の移動の瞬間も
オフィスで打合せにいくときも
歩みすべてに気づき、開放し続けます。

タイにお会いしたときも
ちょうどジョンさん(NLP共同創始者)から

NLPモデリングを実践したらいい

そう言われて対象を探していたときでした。

いろいろ考え、
タイの「歩く瞑想」こそ、モデリングしたい、
NLPモデリングで広げたい。

そんな思いでタイにお会いした訳です。

歩く瞑想は国内でも数多く体験しているのですが
プラムの丘をタイとご一緒した時間は格別。

タイの歩みの一歩一歩が、
どこに向かうのでもなく
いまここに触れるもので
気づきにあふれていました。

「着いた、着いた、家に着いた」

そんな思いで
いまここ、に触れ続けます。

成果を焦るのでもなく
この瞬間、住み慣れた家に着いたかのように
安心します。

「時間ができたら、座ろう」ではなく
日常の行動ひとつひとつを、
「瞑想を体現する機会」と捉えていく訳です。

そうすることで

すべての呼吸が
すべての行動が
瞑想に変わっていきます。

もちろん、聖人君子ではありませんから
忘れてしまうこともあるでしょうが、
ほんのひとときでも、これができたとしたら
収穫は豊かなものです。

 

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