こんにちは、龍全です。
今でこそ世界史が大好きでよく本も読んでいますが、
もともとはあまり好きな教科ではありませんでした。
そういう教科ってありますよね?
もう随分昔。
高校生のときに、世界史担当の先生が、
単位合わせのために参加していた私にこう言ったのです。
「クレオパトラは本当にアントニウスを愛していたと思う?」
クラス中で議論になりました。
政略結婚でクレオパトラは
アントニウスを好きになったフリをした、
という人もいれば
本当にアントニウスのことが好きだった、
という人もいました。
数十分経ってから、先生がこう言ったのです。
「それがあなたの恋愛観です。」
それを聞いた私は
「え〜、正解ないの?!」と感じましたし、
そうかも知れないと思ったことを覚えています。
それまでは、世界史は年号や出来事を覚え込むもの
という意識が強かったので余計かもしれません。
先生はそれから歴史は人間が創るということ、
その年号の奥には人の思いがあるということ
について聞かせてくれました。
以来、40過ぎても「世界史」と書いてあれば
買ってしまうほど世界史好きになってしまいました。
いまも、出来事の奥にある人の思いを読んでいます。
なぜ、それを学ぶのか、その理由。
それがその人の生涯に及ぼすものを考えるのは
NLPトレーナーになった今も変わらないようです。