ハートを閉ざしたくなるときに

こんにちは、龍全です。

生きていると、働いていると、いろいろとありますよね。

良かれと思っての活動もときには、放り投げてハートを閉ざしたくなるような思いになることもときにはありませんか?

高野山で行をしているときも、山のなかの修行よりも里の修行の方がはるかに大変だ、という話がありましたが本当にそう思います。

さまざまな”問題”が起きる中で悩み、苦しみ、模索していく訳ですがNLP(神経言語プログラミング)のプロセスのなかで”問題”とされる行動・感情・反応をその根底にある思い、源へと深く深く降りていくと、そこには何らかの肯定的意図があり、意味があり、何かが目覚めようとしているあるいは癒やされようとしていることに気づきます。

このプロセスを繰り返し体得していく、自分も他者も責める、ということがぐっと低減していきますし、何らかの目標達成においてもより深い意図につながって行動を起こせるようになりますので、尽きることないモチベーションや共感の仲間のつながりがいっそう生まれていきます。

対人援助に関わる方にはぜひ体験し、リソースに加えていただきたいNLPからのGIFTです。

この機会と前後して長くご指導いただいている、エリクソン催眠の師 スティーブン・ギリガン博士とNLP共同開発者ロバート・ディルツ氏による『ジェネラティブコーチング』認定コースのアシスタントメンバーとしてお二人の叡智に触れていました。

そのお二人のトレーニングのなかでこのオンライン基礎講座を読み続けてくださっているあなたにぜひシェアしたいな、と感じる部分がありましたので、覚えている範囲で書き綴りますね。(粗削りな文章ですがご容赦ください)

ディルツさんが聞かせてくださった話です・・・

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(ネガティブとラベルされる感情を)伝統的セラピーやコーチングにおいて

”狼”を家で飼えるようにしていくわけです。

相補性といいますが、合い補う要素は常にあるのです。

一方を知らなければ反対を知り得ない

悲しみを知らなければ喜びを知り得ない

孤独を知らなければ、つながりもわからない

・・・

娘がはじめて生まれたときのことです。

はじめて腕に赤ちゃんを抱いたときの経験は驚くべきものでした!

ハートの大きさが二倍くらい大きくなったような感覚です・・・

それまで感じたことがないくらいたくさんの【愛情】を感じましたその数週間後に出張があったのです。

突然、五千マイルはなれたところに出張しなければなりませんでした。

そのとき、今まで感じたことがないくらいの【孤独感】も味わったのです。

その気持ちを感じながらバスルームで歯を磨いていました。

隣の部屋でTVがついていて赤ちゃんがそのTVで泣いていたんです。すると、自分の胸が破れるような感じ、自分の娘が泣いているかのように、娘が傷ついているかのように、そちらの部屋に駆けつけた自分がいました。もちろん、それはTVの映像だったので私の娘ではないのですが・・・ソマリアの赤ちゃんでした。
餓死しそうとしている赤ちゃんでした。

そのとき思ったんです。

この世界の中のそうした苦しみを本当にこれほど強く自分の苦しみとして感じたことはなかった、と

私のエゴ的な反応はTVを消そうということだったんです

でも、私は気づきました。

それを止めてしまったら、私はハートをまた小さく縮めてしまうのではないか

あなたのハートが大きくなったとき、あなたはもっと愛情を知るでしょう

そして、より多くの苦しみを知ることにもなるでしょう。

なぜなら、そこにはその両方が含まれているからです。

片方を押し込めて抑圧してしまうことは、もう一方も抑圧することになるのです。

それはまたまさしく”問題”をつくりだしてしまう行為なのです。

胸の中から何かが湧き出てくる。

それに対して、攻撃的に扱うと、もしくは怖れてそこから逃げ出してしまう

もしくは、そこと自分を切り離してしまう

もしくはただがっかりと自分がへたり込んでしまう

そのような関係性の反応は、その場で”問題”をつくってしまいます。

私たちのゴールは、私は娘が生まれたときに気づいたことです。けれども、

自分の苦しみを自分でなくすことはできない。

でも、自分自身がもっと大きくなることによって同時により多くの苦しみも悲しみも、より多くの愛もなかに含めるようになっていく、ということなのです。

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私自身、大切な何かのために生きるその道を進む中、立ち止まったり、引き返したくなるときに、この話を思い出すのではないかなぁと思っています。このオンライン基礎講座、そして、いのちを耀かすNLPコースがあなたにとって、ハートがいっそう開かれていくための一助となりますように

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