この子に何を遺せるのだろうか
遊んでいる子を見て
ふと、そう考えるときってありません?
大してお金を遺せるわけでなし
事業家でもない
本を書くほどの才能もないに違いない
でも、この子の幸せを願って
何かをのこしたい
時間も体力も限られていることを
実感したときに
「遺せるものがあったとしたら
自分は大切な人に
何を遺したいのだろう」
と考えたことがありましてね。
興味を持って買っておいた本が
山積みになっている、という方も
いらっしゃるのではないかと
思いますが、
一冊だけ、おすすめしたい本が
あるのです。
それが、これ
後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫) 内村 鑑三 岩波書店 2011-09-17 |
「随分、前の人のようだし
読むのが難しいでは?」と思われる
こともあるのですが
筆者の講演録ですから
まるで会場にいるかのように
笑いをまじえながら
話し言葉で進んでいきます。
70ページもない文章ですし
メッセージにつれて浮かんでくる
疑問にも答えながらですから
興味深く読んでいただけるのでは
ないかと思います。
もうすでに読んだ、あるいは
このことについて考えたという方も
いらっしゃることでしょうが
成長する今、考えてみると
深化している部分もあるものです。
人生レベルの「編集」になりますし
いっそう芯が通って
生き方がシンプルになりますから
よかったら、この本を読んだ後、
この問いに取り組んでみてください。
あなたが、最も後世に遺したいものは何ですか