もう10年以上も前のことですが
”どうしたら、思い上がらないで済みますか”
とお世話になっていた先輩NLPトレーナーに
聞いたことがあります。
実績も内容も素晴らしいにも関わらず、
謙虚さを貫いている姿に感動したのだと思います。
今も書籍数、セミナー開催数ともに素晴らしい。
かたや、私は思い上がりの塊(笑)
入菩薩行論(にゅうぼさつぎょうろん)
という生き方を説いたお経があって
思い上がり(慢心)の種類が書いてあるのですが
私をご覧になりました?(^^)
と聞きたくなるくらい的確に思い上がりについて、
詳述されていました。
で、冒頭のような問いになるのです。
先輩トレーナーが挙げてくださった名前は
失念しましたが、
自分が足元も及ばないような人を念頭に置く
という要点は覚えています(あくまで、そのつもりですが)。
なるほど、自分の経験や実績も及びつかない人を目指す
のであれば、思い上がっている暇はないな、
と感じたのを覚えています。
私の場合は、空海の師匠の恵果和尚(けいかかしょう)。
ここで詳しく書くことは控えますが
分かれていた仏教を統合し
唐の時代、(中国の)皇帝はもちろん
3,000人以上のお弟子さんを持っていた方で
お人柄も素晴らしい。
空海との心のこもったやりとりも
涙なしには読めないという方です。
(空海はもちろんですが)
師匠の恵果和尚の存在によって
心から、
「いえいえ、まだまだです。」
と言えます。
あなたの場合は誰でしょう?
私も気がつくと思い上がってしまうなぁ、
と思われる方とともに頭においておきたい、
という拙文でした。
私の場合、情熱だけで、
実績も経験も本当にまだまだですが(笑)