前回、編集学校の話を少しだけ書き
ましたが、その場を松岡正剛校長から
引き継ぎ、編集工学研究所の社長を
されている安藤昭子さんの新刊
『問いの編集力』が発売されたのを
記念して、稀代の編集者 佐渡島庸平
さんとの対談が先月末に渋谷で開かれ
まして、これは行かなきゃ!と参加
してきました。
対談の後の質問コーナーで、思い切って
質問に立たせていただいたのですが
(今思うと問いのプロばかりの場で
汗が出ます)、その答えも安藤さんの
『探究型読書』も彷彿されてよかった〜
(しみじみ)。
「問い」を「問う」本書、コーチを
されている方であれば必読ですし
NLPのプロデューサー、グレゴリー・
ベイトソンも出てきますので、NLPを
学ばれている方にもおすすめです。
この書籍のなかで、出張帰りの新幹線の
車内で「本を読む松岡正剛」を様子を
書いてくださっている部分がありまして
そこが特に心に残っています。
こんな記述でした。
「ゆったりとした所作で本を開き、
愛用の赤のVコーンで線を引いては頁を
めくる。丹念に前に進んだかと思うと、
一気に数頁戻って、そこに青のペンで
マーキングをして、また現在地に戻る。
読書と言うのは、本のページを前から
後に順繰りにたどっていくものと
思い込んでいたが、松岡さんの読書は
そんなにおとなしいものではなかった。
バスケットボールの選手がピボットを
踏んだり、ラグビーのスクラムから急に
ボールが展開したり、サッカーのキーパー
が大きく切り返ししたりするような、
高速な行ったり来たりやストップ&ゴー
で構成されていた。
ザザっと線を引くと、前に後ろに手繰ら
れるページの紙擦れと精妙な指の動き、
時折本から目を離して、窓の外を見やる
数秒、再び本に目を落として、丹念に
書き込む記号や文字…。
そこに生じているリズムが舞踏のよう
にも見える。」
さらに描写は続くのですが、
ダイナミックな著者との対話が目に
浮かぶようです。
「自分の思考を解き放つために、
縦横無尽に本に働いてもらう」姿勢が
現れているように思います。
私たちはつい枠に嵌まった、
従来の考え方に囚われてしまうもの
ですよね。
おかげで、また読書の火が着きました。
春光堂さんに行かなきゃ(笑)
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