本当に癒やすのは

私たちの仕事は、クライアント自身が
自らのリソース(知識・スキル・解決策など)につながるのを手伝うことなのです
ースティーブン・ギリガン博士

こんにちは、龍全です。

先日再開したNLP(神経言語プログラミング)コースが修了。
おかげさまで一気にNLPコースをさせていただいことは本当に学びになりました!
NLP自体の理解が深まったように思います。

いろいろ気づきは多いのですが
最近のコースにはNLPと加速学習法の世界的権威、
ポール・シーリィー博士に学んだエッセンスを取り入れ
続けていて毎回発見があります。

脳の性質を理解して、多彩なアプローチをとることで、
学びの楽しさが増し、身につき方がぐんぐん変わるのは
本当に嬉しいですね。

学ばれているご本人の意識的な自覚がついてくるのは後から
ということもありますが、変化と成長は顕著。

笑顔いっぱいの会場にいてあらためて、
学ぶということは楽しく、自然なことなのだと感じます。

変化のサポートをする際、わたしたちはときに
自分で背負って頑張りすぎてしまいます

実は、自分だけで頑張ろうとせず信頼し、心を開くこと

そのことで飛躍的にひろがる可能性・豊かな宝庫があるのだ、と
理解を深めさせていただいている日々です。

さて・・・
前回は『ポジティブフィルター』という
相手からの負の影響を受けすぎることなく
支援を継続するための技術をご紹介しました。

共感する力の高さゆえに抱えこみ過ぎてしまう方々に
とても喜んでいただいている技術なのですが
NLPコースなどでこれをお伝えすると
数名は、フィルターがかからない人がいます。

かからないといっても、技術が機能しないのではなく
ご自身が無意識にフィルターをかけることを拒まれるのです。

意識的には”負の影響を受けすぎている”と自覚されていて
フィルターを望んでいるにも関わらず

その方の無意識シグナルはフィルター設定に「NO」と答えます。

そこから、無意識に、心の深い部分でどのようなことを考え、
望んでいるのかを深堀りしていきますと、それぞれ違う
のですが、いくつかのパターンがあります。

「すべてを引き受けることで相手を癒せる」
「負の感情を引き受けることで罪を贖いたい」
「さまざまな感情を経験したい」etc,

意識的には(ご本人も)思ってもみなかった
こうした根底にある思い込み(ビリーフ)の変容を
サポートしていくことで無意識の意図を尊重しながら
負の影響の悩みも軽減していくことができます。

そして、こうしたプロセスで多くの方の変容の
きっかけになることのひとつが
【本当に癒す(変化をもたらす)のは誰か】
という認識なのです。

つい、その慈悲、思いやりの深さゆえにサポート側が
頑張ってしまうこともありますが、

癒すのは【ご本人】であり、【いのちの力】

より大きな自己の治癒力を活かすこと

私自身、師に何度なく教わったこうした言葉を思い起こします。

NLPコーチングにおいても
コーチの仕事は(解決してあげることではなく)
クライアント自身が自らのリソースにつながり活用できる場・プロセスを提供すること。

深い慈悲ゆえに苦しんでいる方に自分で引き受ける以外の方法もあるのだ、と
NLPの学びを通じてともに探求できれば幸いです。

 

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